2012年 05月 01日
やまとは国にまほろば(会員向け通信より)
7世紀から続く、国家の繁栄と五穀豊穣、万民豊楽などを祈る春の行事です。
薬師寺に泊めて頂いて、夜の7時から9時半の初夜と早朝3時から5時の半夜の法要に参列。
薬師悔過のお経は、朗々とした節回しに絶叫とも言って良いほどの声の読経と、法螺貝、
鐘、太鼓などが鳴り響くなか、呪師[しゅし]が内陣を真剣を持って堂内を疾走するなどと
いったパフォーマンスに、寒さと睡魔が破られるといった驚きの体験をしました。
呪師は真剣で、天地の邪悪なものを切り裂き、内陣の結界を作り清めるという作法だという
ことです(薬師寺公式HPより)
日頃の大なり小なりの過ちを、修祓して頂いたようなすっきりとした気持ちで、私の大好きな
薬師寺の吉祥天女に手を合わせ、また、唐招提寺、浄瑠璃寺、東大寺などゆっくりとした
時間を過ごすことが出来ました。
むか~し奈良に行った時の、鹿のイメージしか残っていなかったのが、今回の旅で、すっかり
奈良に魅了されてしまいました。「日本人生まれてよかった」とつぶやいてしましました。
どうやってこんな仏像や仏閣を造ったんだろう。
1300年以上残されてきた建物と行事を全身全霊で感じることができたのは、以前この通信に
ご紹介した小さい頃に習ったピアノの先生のお誘いがあったからです。
階段を一緒に降りる時、手をつなぎました。
by studio-paradiso
| 2012-05-01 15:42
| 楽園通信